四年間、心理学を学び、実際に会ったりSNSを通したり、心理学という学問と関わりのある人と繋がってきた。
中には、公認心理師・臨床心理士という、カウンセラーに必要な資格を持っていても、雇われている環境や条件、利用者に文句を言う人もいた。
それは、完璧で理想の職場がそうそう見つからない(人によっては皆無に等しいかも)のと同じように、「理想」と「現実」の離れはどこにでもある。
しかし、それはロジャースの来談者中心療法の中にある、カウンセラー自身も自己一致の状態にあるという条件には、当てはまらない。
目次
1. 自己一致とは?
来談者中心療法では、自己一致がカウンセラーの条件の一つだ。クライエントの自己実現を促すためにも、カウンセラー自身が自己一致していなければならない。
自己一致とは?の文章▼
しかし、開業している人や小さなカウンセリングオフィスなどを持っていない人で、雇われの身で文句を言う人がいた(心理職の集う場に、何度かお邪魔した)。
もちろん、自己一致をしている雇われの心理職もいるのだし、そのような人たちはSNSやコミュニケーションで文句なんて言わないのだから、そのような人の意見も聞きたい。
2. 「自己一致」していない人は意外と多い
まず、自己一致していないカウンセラーは、この世に意外と多いかもしれない。
あるカウンセラーによると、利用者の陰口を言う人もいるらしい。
カウンセラーも人だから、それは隠すことではないけれど、自分が一利用者であるとすると、自分のことを他人に言われるのは居心地が悪い。
というか、以前大学の「電話学生相談」を利用したときに、帰りのバスでカウンセラーと思しき人がいて(声が同じだった)、帰りのバスで同業者と思しき人に僕の情報を遠くから耳をすませば聞こえるくらいの声量で話されていたというトラウマのような経験もある。
それ以来、学生相談などの教育機関に雇われている心理職の元へは相談に行きたくないという、不思議な偏見が生まれた。
でもそれは、僕が全て悪いわけではないから(カウンセリングの場で悩みを赤裸々に話過ぎたという謎の罪悪感)、というか秘密保持をクライエントの耳元に入るくらいの声量で他人に言うという、心理職の倫理に盛大に違反していたその人に非がある。
3. 開業しているカウンセラーの治療成績は高い!(仮説)
一方、それは僕の憧れの感情が入っているかもしれないけど、開業しているカウンセラーでクライエントの文句を言う人は見たことがない。
そこから考えると、開業しているカウンセラーの人たちは自己一致の状態にあるからこそ、不平不満よりもクライエントの声を聞けるのだと思う。
腕がいいから独立するのもあるし、実は、独立して自己一致の状態にあるからこそ、腕もカウンセラーとしての成熟度も上がるのではないかという仮説が浮かぶ。
4. カウンセラーにとっての「自己研鑽」は「自己一致」を目指すことでもある
これを読んで不快に思う人は、おそらく自己一致の状態から離れている人だろうから、それは僕の仮説を眺めてくれればいい。
しかし、ロジャースが提唱したように、クライエントのニーズを満たしてくれるカウンセラーの条件は、あながち間違いでなく、日本でも当てはまる。
そのため、カウンセラー自身が自己一致の状態を目指していくことが、大学でよく聞く「自己研鑽」の一部であると思うのだ。
自己研鑽とは、多くの研修会や給料を専門性を高める書籍に費やすのもいいけれど、生活や労働環境に不満があるカウンセラーが、良い支援ができるのかは疑問だ。
だから、やはり、そのようなカウンセラーにこそ開業についての知識を提供する人の存在は必要なのだと思う。
僕にできることは、簡易なホームページ作成や、サーバーとの契約、広報くらいで、あとは開業届や青色の確定申告?など、それは開業する心理職に遊びに行って聞いたことは実際にはやったことがないけれど話は聞いた。
ホームページの作り方▼
しかし、カウンセラーやカウンセリングの支援の質を上げていくためにも、開業は一つの自己一致の手段にも過ぎないのだけど、カウンセラー自身の自己一致を促す別の存在や職業が必要だと感じたのだ(岩手県には「若き心理職を支援する会)というものを臨床心理士が開いていた)。
僕は、カウンセラーを目指し、大学院に入ったもののとある理由でやめてしまった。
その理由はこちら
しかし、まずはカウンセラーとは違う方面での自己実現・お遊びを成してから、再び入る。
一度、心理学からは離れてしまうかもしれないけれど、頭の中では常にカウンセラーやカウンセリング、臨床心理学に向き合っていきたいし、そこで働いている人たちには頭が上がらない。尊敬する。
だからこそ、一度離れた僕しかできないような、心理学やカウンセラーの皆さん、今後心理職を目指す人に向けた発信ができないかと思った。
僕も今後、心理学を交えた、これまでの経験を活かした発信をしていくため、これからも僕が再び公的に心理学に触れる機会を得るまでは、コツコツと発信をしていきたい。
まずは、「自己一致」という考えに注目してみた。