あの翼があれば息苦しい場所から逃れられる。
しかし、大きく羽ばたくあの鳥も「ホイップメロンパン」を食べることはできない。
1. 北上市の田舎にはサギがたくさん
僕の実家は岩手県北上市にある。
北上市といっても、さらに山と田んぼに囲まれた農村だ。
そのため、田んぼシーズンになると水田にはときおり「さぎ」が訪れる。
さぎは真っ白い羽毛を持ちながらも、黒や黄のしまが、ところどころに入っている。
田んぼに入ってなにかを食べるように、ゆっくりと足を忍ばせてバシャンと獲物を捕まえる。
そんなさぎは、せっかく植えた苗を踏んでしまうから、「わぁ!」と他に飛ばすことが農家の日常だ。
2. 大空を羽ばたく姿は凄まじい
そんな農家泣かせのさぎだけど、長身のスラッとした体形は、人間で言えばモデルのようなシルエットだ。
その細長い体についている翼を大きく広げ、小鳥のようにパタパタと必死に羽ばたくことはせずに、ゆったりと上から下へ滑降している。
その姿は迫力があり大空の主であるかのように空を飛んでいる。
3. さぎになりたいけど「ホイップメロンパン食べれないじゃん」
金子みすゞの有名な詩がある。
「飛べる小鳥も私のやうに地面を走れない」的な詩だ。
それを僕も思い出す。
確かに、自分がさぎになって大空を羽ばたくことは憧れる。
しかし、あの鳥も僕が大好きな「ホイップメロンパン」を食べることはできないのだ。

中にホイップクリームがたっぷり入ったメロンパン!!
ホイップメロンパンは「白石パン」が販売しているパンで、東北地方のスーパーで売っている。
岩手県出身の僕も大好きで、その美味しさに傾注し、頭のほとんどをホイップメロンパンに犯されていると言っても過言ではない。
ホイップメロンパンの文章はこちら
4. 飛べるさぎも私のやうにホイップメロンパンは食べれない
しかし、おいしいホイップメロンパンを、悠々と飛んでいるさぎは食べることができないのだ。
スーパーにあの長身の姿で行けば、店員に捕まえられて水田へと戻される。
また、水田に囲まれた田舎からホイップメロンパンが売っているスーパーまで飛ぶとあの大きな体では力が尽きる。
確かに、僕も地面のしがらみから解き放たれて空を飛んでみたい。
けれど、ホイップメロンパンが食べられないなら人間のままでいい。
そんな「ないものねだり」を、岩手県北上市のとある田舎で思った。
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