今まで読んだ、心理学のおすすめ本を紹介。それに付随した学問や、個心的に興味ある本をつらつらと。

📖 「自分は真面目かな?」と思ったときに読む本 真面目な人は長生きする

 精神科医 岡田尊司さんの本。ターマンの80年以上にわたる長期追跡の結果(この研究、とてもすごい)、長生きに関わる要因が明らかに。岡田さんは文章も繊細で、するすると文章を楽しむことができます。ぜひ。※研究で、対象となる人を長期追跡することはとても困難であるため、それができてすごいのと、期間が短い研究よりも研究の結果の確かさも高いんです。

📖 家族仲で悩んだときに読みたい本 愛着障害 死に至る病

 「生きづらい」「家族との仲がわからない」「なんでこんなに苦しいのだろう」。そんな悩みの根本に、「愛着」が関係しているかもしれません。誰しも愛着の形を持っていて、それが外の人間関係にも影響を与えたり、かといってふとしたきっかけで変化したり。とりあえず、「苦しい」と感じている時、対象を問わずだれかとの関係に悩んでいる時、手にとって見るのもいいかもしれません。

📖 愛着障害を読んで、アプローチの方法、知りたくないですか? 愛着アプローチ

 「愛着障害」。この概念に出会った当事者は、「希望」「絶望」など、人によっていろいろあるでしょうが、自分の中に巣食う膿の存在に気づきます。

 しかし、それで生涯一生苦しむのかと言えばそうでなく、適切な知識の習得と実践によって、克服していくことが可能です。本書では、臨床の現場で活躍してきた岡田さんや、様々な研究の紹介によって「愛着から生じる悩み」に向き合うきっかけになります。

 「不安定型愛着スタイル」「回避型愛着スタイル」という本は、愛着別にその特徴と、社会での立ち振る舞い、克服したいなら克服したい人向けの方法の呈示など、とても親身になってくれます。

 一方、それは「仮説」や「実験室の中のみの結果」である部分もあり、実践をするには、自分で自分にあった克服方法を考えていく必要があります。

・📖貸出サービス 

 本を貸出するサービスです。1冊50円で郵送料は自己負担。店主の考えやメモが書かれている本があります。「お問い合わせ」フォームに、「貸出希望」という件で、自分のメールアドレス、氏名、貸してほしい本を書いて送信してください。

📖 自分の性格に興味があるときに読みたい本 パーソナリティ障害

 誰しも「性格」はありますよね。性格のことを、心理学では「パーソナリティ」と呼ぶこともあり、パーソナリティ心理学、なんて授業・心理学もあります。誰しもいろいろな性格がありますが、それが社会生活に支障が出るほど色濃いときに「パーソナリティ障害」と診断されます。

 本書に出てくるのは「際立った例」ですが、自分に当てはめてみるのもいいかもしれません、というか、かなり勉強になります。自己愛性パーソナリティ、依存性パーソナリティ、演技性パーソナリティ、などなど。これらがどのようなパーソナリティか興味を抱きましたか?、ぜひ手に取ってみてください。

📖 結婚を考えている同棲カップルにおすすめ!? 家族心理学

 結婚、子育てについて一緒に考える、パートナーがいる方におすすめの心理学の本です。心理学の1分野である「家族心理学」の観点から、「恋愛」「結婚」「離婚」について書かれています。同棲カップルにはとても参考になる本です。

 本の中では、「自己分化度が似たような人がカップルになる」という記述や、離婚の予防などが書かれています。「自己分化度ってなに?」、「離婚の予防が気になる!」という方、ぜひ手にとってみてください。

📖 「嫉妬」という感情に興味が出た時 シャーデンフロイデ (脳科学)

 「嫉妬」への嫌悪、もしくは何も思わない?、感情はさまざまでしょう。「シャーデンフロイデ」という言葉があり、なにか結晶のような言葉の響きですが(シャンデリア)、これ、人が不幸に思ったときに快を感じる感情のことを言うんです。

 そのような感情、ありませんか? 「全くない!」と言う人はあまり信じられなくて、これ、脳に備わった一種の機能らしいのです。人によって差はありますが、シャーデンフロイデの感情によって損をする人や、それを活かすことのできる人もいます。近年、問題になっている「誹謗中傷」も、中野さんは脳科学の立場から説明しています。

📖 孤立や日本衰退の原因が分かるかも? サイコパス 中野信子

 「サイコパシー傾向が高い人」。そのような人を、この本では「サイコパス」と呼んでいます。

 共感性の欠如、冷静な判断による搾取など、サイコパシー傾向が高い人の脳を、脳科学者である中野信子さんが紹介しています。

 極端に言えば、猟奇的殺人を犯したサイコパスもいれば、一見、そう見えなくても逮捕されていないだけで社会に根を張る「勝ち組サイコパス」と「負け組サイコパス」が紹介されています。サイコパス特有の孤立感や、逆にサイコパスが生きにくい日本国という見方もできるようになる本です。

 もし、日本がサイコパシー傾向が高い人を排除しやすいのなら、最近の日本の経済衰退は、他国のサイコパシー傾向が高い人による資源の海外流出とも考えられるようになります。サイコパシー傾向の高さは、「集団の強度を増す」という観点から見れば、進化的に考えれば、私たちに必要になる時がくる特性でもあるからです。

 このように、サイコパスを、良し悪し決めずに客観的に分析した本に興味を抱きましたか? ぜひ、読んでみてください。

**– 秋田で買った、国光先生の本 –**