無人島のサバイバルで「ホームシック」の怖さと「農業」のすばらしさを知る ダークサイドミステリー「鳥島」に漂流した12人の男たちの感想

「無人島で19年も生き抜く」

そんな話を聞いて、自分の悩みがちっぽけに思えました。

「ダークサイドミステリー(BSのテレビ)」で見た内容は、心理学にもつながっていたし、「農家」にも通じることがあります。

1. 「ホームシック」ってやっぱり怖い..

テレビでは、無人島の「鳥島(とりしま)」に12人の男の漂流が紹介されます。

インターネットがない時代、スマホで助けを呼ぶこともできません。

サバイバルでは「ホームシック」で命を断ってしまう人がいました。

1-1. 「ホームシック」は命をも断つ

僕も大学でホームシックに苦しみ、ホームシックの研究をしました。

僕が Youtube で紹介したホームシックの研究はこちら

しかし、「故郷に帰りたい」と願う男が、海で命を断つ(入水自殺)ことは驚きました。

1-2. なぜ命を断ったのか

ホームシックにもなりやすい人がいます。

研究によると、ホームシックの10~15%がさらに重いホームシックになります。

ホームシックのなりやすいさは、その人の性格といった要因と、周りからのサポートという要因に分けられます。

そのため、2つの要因に分けて命を断った理由を考えてみます。

1-3. その人の性格 

ホームシックになる人には、神経症傾向(ストレスを感じやすい傾向)のある人がいます。

また、硬さ(前の習慣を変えられないこと)もホームシックに関係しています。

これらはホームシックの要因ですが、元からストレスを感じやすい人はホームシックを強く感じたかもしれません。

さらに、硬さが高い人は、前の暮らしにとらわれ、無人島とのギャップに落胆してホームシックが強まるでしょう。

1-4. 周りからの支援

キャンプに参加した子どもの研究では、友人と質のよい関係がある子どもは、そうでない子よりもホームシックが低くなりました。

また、友人から受けるサポートもホームシックに関係します。

このような周りからのサポートの有無を「社会的サポート」と言います。

1-5. 社会的サポートで生き残れたかも?

これらのことから、ホームシックで命を断った人は社会的なサポートが少なかったかもしれません。

12人の中でも、仲の良い人と初めて一緒に仕事をする人がいたでしょう。

初めて会う人には本当の気持ちを話せず、元から仲が良い人と距離を感じた可能性もあります。

そのため、予想でしかありませんが、故郷に帰れない不安を一緒に話せる人がいたら生き残れていたのかもしれません。

僕が書いている小説はこちら▼

2. 左太夫さんかっこいい! リーダーシップの心理学

漂流した12人の男ですが、頼れるリーダーによって生き残ります。

「左太夫(さだゆう)」という名の人は、落ち込む人と一緒に釣りをして気分転換をします。

そして、雨水をためる桶を作る仕事をみんなでして、メンバーが孤立しないようにします。

後で紹介しますが、お米を育てたのも左太夫で、苦しいにも関わらず周りを励ます姿は素晴らしいです。

2-1. 心理学から見てもすばらしいリーダー

この左太夫さんのリーダーシップを、立正大学の心理学の先生が説明しました。

彼は、「計画を立てる」、「声をかけて動機づけを高める」、「メンバーの関係維持を心がける」という素晴らしきリーダーとのことです。

しかし、左太夫さんが病によって亡くなりメンバーのいさかいが増えてしまったことは、1人の優れたリーダーに組織を任せる危うさを感じました。

3. 火山島でも「農業」が活きる

栄養不足の男たちは、「赤いお米」を使って病気を乗り切ります。

初めは、アホウドリの肉や釣った魚を食べていました。

しかし、食の偏りによって「謎の病」が広がります。

3-1. 病を「赤い米」によって乗り切る

食べものは足りていたものの、一人が「謎の病」で亡くなります。

謎の病の正体は「脚気」です。

脚気はビタミンが足りないことによって身体が腫れて死んでしまう恐ろしい病気です。

そこで、男たちは直感的に「食べ物が悪い」と感じ、お米で命をつなごうとします。

3-2. 「お米」を火山の土に植える

男たちにとって幸せなのは、米の俵(お米を入れるもの)を海岸で見つけたことでした。

赤い米は「陸稲(りくとう)」で、水が少ない土地で育てられるお米です。

この赤い米を、火山島のわずかな土をみつけ、そこを畑にして育てます。

肥料には食べた魚の残りかすを使い、お米が一年に30キロもとれるようになります。

この赤い米のぬか(お米の膜)にはビタミンがたっぷり含まれていて、脚気を防ぐことに繋がりました。

3-3. 「農家」ってサバイバル向いてる?

このテレビを見て、「自分が無人島にいったら?」と考えました。

今、僕は大学院をやめて農家をしています。

大学院をやめた理由はこちら

農業で培ったスキルは、自然の中で生きるコツを身体に取り込み、サバイバルに役立つかもしれません。

しかし、僕はストレスに弱いので、無人島に行ったらすぐに心が朽ちてしまうでしょう。

僕が稲瀬町で作っているお米・野菜はこちら

4. 最後に

今回は、ダークサイドミステリーの「鳥島で19年生きた男たち」を紹介しました。

鳥島は岩がごつごつして、植物もほとんどありません。

しかし、そこで生き残るために生きるための知恵と、人の心を保つための工夫が必要だと学べます。

こんなテレビを見ると「これから奨学金返さんと..」という悩みもちっぽけに思えます。

なぜなら、不安がありながらも「ホイップメロンパン」を食べることができます。

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投稿者:

お遊びメンター

将来カウンセラー・心理研究者を目指している学生です。これから心理学を学びたい,現在学んでいる方などに役立つような情報を発信していきたいです。または、日々の生活の中で見つけた気づきも書いていきます。

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(2)件のコメント

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