満腹になっても、胃が悲鳴をあげるまで食べ続けてしまう。
それが過食の恐ろしさであり、僕が苦しんでいるものです。
この「過食」が始まったのは大学2年生で、「食事制限」がきっかけで始まりました。
しかし、僕も過食に抗うためにいろいろな過食を治す方法を試してきました。
それは、「抗うつ薬」であったり「カウンセリング」などいろいろな方法を試しました。
しかし、過食は消すことはできないと知ります。それに抗うというよりも「共存」を目指す方がいいと気づきました。
そのため、今までの過食を治そうとした体験について紹介します。
1. 食事ノートをつけて体の感覚を感じやすくする

大学3年生のころ、過食を消せるかもしれないと思い、「食事ノート」をつけ始めました。
食事ノートは、その名の通り一日の食事の内容と一食ごとの「満腹さ」を書いたノートです。
例えば、朝にお米と納豆を食べます。その後、ノートに「お米、納豆…」と書いて「腹7分目」と書きます。
1-1. 食事ノートは満腹さを感じやすくなる?
このノートをつけようと思ったきっかけは、「摂食障害」についての論文を読んだことでした。
その論文には、「摂食障害の人はそうでない人よりも体の感覚に鈍感かもしれない」とありました。
この論文から、僕は「過食を治すには身体の感覚を感じやすくすればいい」と考えました。
このノートを続けた結果、自分の食べた物と感覚を感じやすくなりました。
しかし、この食事ノートを1か月続けましたが過食は消えませんでした。
食事ノートをつけると食事の質は高まりますが、「ストレス」と「不安」がある限り過食をしてしまいます。
また、疲れているとノートに書くのが面倒になってしまい書かない日の方が多くなってしまいます。
1-2. 過食の後に「散歩」「筋トレ」「絶食」をやりまくる
過食の後には、自分を殺したくなるほどの「罪悪感」が訪れます。
しかし、「食べた分も消費してしまえば、罪悪感は埋められる」という思い込みがありました。
なぜなら、「痩せるには摂ったエネルギーよりも多くのエネルギーを消費すればいい」という話を聞くからです。
そのため、過食をした後に「数時間も歩く」「食べた後に筋トレをやる」「翌日まで食べ物を口にしない」をして、罪悪感を消そうとしていました。
1-3. 筋トレ以外は逆効果?
過食の罪悪感を消すために効果があると思っていた方法も、「筋トレ」以外はやらなければよかったと後悔しています。
その理由は、「数時間歩く」によって22歳なのに膝が痛いし、「翌日まで食べ物を口にしない」は過食のきっかけにもなりうるからです。
まず、「数時間歩く」は健康にいいように思えました。過食の後に、数時間歩いたり、時々山に登りに行きました。
しかし、疲労が積み重なって今はストレッチをしないと膝がズキズキします。
膝の痛みは過食によって血がどろどろになってしまったことが原因かもしれませんが、罪悪感を消すために歩きすぎたことも原因です。
1-4. 絶食は「除去行動」だから危ない
また、「翌日まで食べ物を口にしない」は本でもよくないと書いてありました。
「過食」について書かれている本では、過食をしたあとに「吐くこと」や「過剰に運動をすること」は「除去運動(じょきょうんどう)」とよばれます。
しかし、この除去運動が次の過食をひきおこし、過食 → 除去運動 → 過食と負のサイクルになっているのです。
そのため、摂食障害を軽くする方法として過食をした後の「吐くことや運動などの除去行動をやめさせる」というものもあります。
これを読んで、「翌日まで食べ物を口にしない」という方法も過食をさらに悪くしてしまうものだと気づきました。
食事を我慢することで得をした気持ちにはなりますが、過食が始まったきっかけも「食事を制限したこと」だったため、食べないことは間違っていました。
過食について僕が読んだ本はこちら▼
2. 心療内科・精神科で薬をもらう

いろいろと過食を直そうと試してみましたが、自分だけで治すのは無理だと思いました。
そのため、東京にある「心療内科」に相談しに行きました。
行く前にいろいろな心療内科・精神科のホームページを見ましたが、「電話」「メール」「問い合わせフォーム」からの予約が大半で、僕はインターネットで予約ができるところを選びました。
2-1. 過食の原因は「不安」らしい
診察室に入って精神科医に話したところ、「○○さん(僕の名前)の過食は不安によるものだよ」と教えていただきました。
そのため、不安を和らげる漢方の薬をもらいました。
この薬は不眠症にも使われるらしく、飲むと神経を休ませてくれます。
この病院でもらった薬で、少しだけ過食を抑えることができました。
しかし、新たな生活が始まりたくさんの不安が出てくると、再び過食が始まってしまいました。
そのため、2回目の心療内科に行きます。
2-2. 2回目の心療内科へ
2回目の病院で、精神科医からは「漢方の薬でおさまらないから、もっと強い薬を出しますね」と言われ、うつや不安障害の治療に使われている薬を出されました。
しかし、この薬でも不安とストレスによる過食は止まりませんでした。
さすがに、抗うつ薬まで飲んだのに治らないとなると自分の過食はもう一生治らないのではないかと不安になります。
この不安が行くところまで行ってしまい、「もう過食は消せない」と諦めてしまいました。
しかし、この諦めがきっかけとなり、僕は「過食を消すこと」よりも「過食との共存」を目指すようになります。
2-3. 過食と共存するには?
今までの過食を直すという方法は失敗し、過食を消すことはできませんでした。
過食のトリガーになっているのは「不安」と「ストレス」で、過食を消すことは「不安」を消すことであって不可能に近いからです。
しかし、過食によって「高脂血症」が悪化すると、「糖尿病」になってしまう恐れがあります。
そのため、「過食と共存する方法」を考えてみます。
2-4. 共存その1 「筋トレ」
まず、僕を救うものに「筋トレ」があります。
そう思う理由は、大学2年生の時に病院で看護師から言われたことです。
大学2年生のころから過食が止まらず、カラオケに行くとドリンクバーで甘い飲み物を大量に飲んでいました。
次の日に尿から甘い匂いがしたため、「自分は糖尿病かもしれない」と病院に行きました。
病院では、採血とともに看護師から生活について聞かれます。
聞かれたことは、お酒を飲む頻度や起きる時間などです。
その聞き取りの中で「筋トレが趣味です」といったところ、看護師が「それは糖尿病の予防にいい習慣ですよ」との言葉をいただきました。
このように、過食を消そうというアプローチより「筋トレによって、過食による身体のダメージを少なくする」ことによって過食と共存できます。
筋トレは除去行動にあたるかもしれませんが、「朝起きてからの筋トレ」は食べる前に行っているため除去行動ではありません。
また、「心拍数が上がる運動によってポジティブな気分が続く」という文を「スマホ脳」という本で見ました。
そのため、これからは「一日の始まりの筋トレ」を習慣にしていきます。時々、「公営ジム」へと足を運ぶこともいいでしょう。
心拍数が上がる運動でポジティブな気分が続くという知識を紹介している。スウェーデンの著名な精神科医の本で、スマホへの向き合い方も教えてくれた▼
3. 臨床心理士・公認心理師のカウンセリングをうける

過食と共存するためには「心の専門家」に頼る必要もあります。
「過食」は「摂食障害」とも呼ばれ、病院で治療をうける対象にもなります。
しかし、過食について病院で相談しても「内科」「消火器内科」の先生は、過食によって傷ついた胃腸を治してくれますが、過食については専門外です。
そのため、過食を見る心のプロフェッショナルの登場です。
3-1. 心の専門家はどのように過食と向き合ってくれるのか
カウンセラーと呼ばれる「公認心理師」「臨床心理士」ですが、「なぜ過食をしてしまうのか」「過食の根本には何があるのか」を、相談する人の家族との関係、気質、おかれている環境から予想します。
そして、「予想(見立て)」を元にその人が過食をやわらげ、生きやすくするにはどうすればいいか、カウンセリングによって手助けをしてくれるのです。
3-2. 過食も「対人恐怖症」のようにカウンセリングで軽くなるという希望
僕もカウンセリングも受けていて、高校生の時に悩んでいた「対人恐怖症」も生活に支障が出ないほど良くなりました。
「対人恐怖症」がひどかった時は、授業もまともにうけられずに成績も最下位、親や先生からの罵倒によって人生に絶望していました。
死を考えるほどで「この症状は一生治らないかもしれない」と思っていました。
しかし、盛岡で開業しているカウンセラーの元に2年間通ってみると、驚くほど症状はよくなりました。
そのため、「過食なんて一生治らない」と思っていますが、心の専門家に頼ることで光が差し込むかもしれません。
3-3. 学生なら学生相談、社会人なら会社の相談室、開業しているカウンセラーを探そう
このような心の専門家のカウンセリングはどこでうければいいのでしょうか。
学生なら学校にカウンセリングルームや相談室があるため、そこで働いている心の専門家と話すことができます。
一方、社会人として働いている方はどうすればいいのでしょうか。
それは「会社の相談室」や、相談室がないならば「近くのカウンセリング 臨床心理士 公認心理師」とインターネットで探してみて、良さそうなオフィスへと足を運びましょう。
4. 自分に合わない環境からは逃げる

また、一番大切なのは「自分に合った環境を調整すること」でしょう。
僕はストレスや不安があると食べたい欲に殺されそうになります。
その不安やストレスの原因の1つが「賃貸の物音によるストレス」です。
僕は耳が過敏なため、アパートやマンションの住人の物音によってストレスがたまります。そのストレスと他の不安が合わさって「過食のトリガー」になってしまうのです。
そのため、「苦手な賃貸には住まない」という自分に合った環境に身を置くことが大切です。
しかし、一軒家に住むのはお金の面からみても難しいこともあります。
そのために、賃貸に住むとしても防音に優れている「鉄筋コンクリート造り」「角部屋」、一番良いのは「鉄筋鉄骨コンクリート造り」が防音にも優れており、僕もそのような賃貸に住まなければなりません。
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4-1. 環境が変われば過食は消えるかも?
自分に合う環境へと変えていくことで、過食も軽くなるかもしれません。
今は東京という都会に住んでいますが、再び田舎に住むことで僕の過食は消えるかもしれません。
なぜなら、僕が高校生で悩んでいた「対人恐怖症」も、大学への進学という「環境の変化」によって格段に軽くなったからです。
高校では、学校にいなければならない閉塞感と、人と人の距離が狭い教室が嫌いでした。
しかし、大学は座る席は自由ですし、授業は人が少なさそうな授業を選べるのです。
これは僕のYoutubeでも紹介しましたが、このようなのびのびとした大学の学風は「対人恐怖症」を軽くすることに繋がりました
このように、治らないと思っていた症状も「自分に合った環境に行くこと」によって希望が見えるかもしれません。
4-2. 食べてしまうから食べ物が少ないところへ
また、「過食による身体へのダメージ」を防ぐために「食の少ない場所」に行くことも大切です。
実家にいると、祖母が買ってきたお菓子や食べ物、母が買ってくる冷蔵庫の食料は「過食の対象」になってしまうものです。
一度目にしてしまうと、頭の中で「食べたい」と欲望が叫び出します。「食べ物があっても食べなければいい」という意見もありますが、そのような意思では過食に抗えないのです。
そのため、食べ物が少ない環境に身をおく必要があります。
僕はありがたいことに「一人暮らし」をさせてもらっているため、積極的に食のない一人暮らしの部屋にいく必要があります(賃貸からは逃げるという方法に矛盾していますが…)。
4-3. 「恋」は過食の餌
ストレスと不安がトリガーになる過食ですが、僕にとっては「恋愛」も過食を強めてしまうものでした。
恋人と離れると不安で潰されそうになりますし、喧嘩をすると「捨てられる」という不安で過食をしてしまいます。
また、結婚を考えている彼女と7ヵ月住んでみたのですが、ただでさえ賃貸の物音がストレスなのに、同棲による喧嘩やストレスによって過食をするときもありました。
同棲は楽しい時間を過ごすことはできますが、耳が過敏でストレスを溜めやすい僕には早すぎました。
4-4. 彼女の料理も過食してしまう
彼女は料理が好きで、僕に料理を振る舞ってくれました。
しかし、彼女の料理も「過食の対象」としてしまい、それがきっかけで喧嘩となってそのストレスでまた過食というサイクルができていました。
彼女が次の日に作り置きしたものを、彼女が寝静まったあとに冷蔵庫からとりだして食べてしまいます。
恋愛では「好きな人と一緒にいたい」という願いを叶えたいのですが、その行動によって身体がボロボロになるのはお互いが不幸になります。
そのため、過食を軽くするためにも一度同棲を諦めるべきでしょう。自分に合う環境に移って再び挑戦しようと思います。
一軒家に住んで部屋が分かれていれば一人の時間も確保できるしストレスを和らげることもできます。
5. 最後に
今回は、僕が今まで過食に抗おうとした体験と「過食と共存するための方法」を紹介しました。
現在、過食は心の苦しみとともに身体の苦しみへと変わっています。そのため、これからも過食と向き合っていかなければなりません。
また、僕も将来カウンセリングによって「過食」で悩んでいる人の生きづらさを柔らかくしたいと考えています。
そのため、これからはTwitterの依頼を受けてカウンセラーとしても活動していきたいです。
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