トロトロの卵とマヨネーズで作ったマヨたまを、純白なパンで挟む。
僕は彼女の「卵サンド」の味が忘れられない。
卵サンドは2人の思い出だ。つらかった東京生活も大学院の試験も、この卵サンドがお守りのように胃袋に宿っていたから僕は今も生きている。
卵サンドを作るのは楽しい。
卵を沸騰したお湯で10分茹でる。
卵をお湯に入れる前に、卵の先をコンっと軽く割る。そうすると、ゆで卵が剥きやすくなる。

殻をとった後は、ボールの中にこしょう・塩・マヨネーズ、剥いたゆで卵をいれてフォークで潰す。
白々としたゆで卵から黄味が飛び出すと食欲がそそられる。そして、マヨネーズと卵という、抜群のコンビネーションを匂いで感じる。
満足するくらい潰したらそれを食パンに塗る。食パンはどこで買ってもいいし、スーパーのライ麦パンを食べるのも健康志向には良い。
これで卵パンは完成だ。
恋愛において、恋人からもらうのは身体の温もりだけではない。
何気ない会話、一緒に見た映画、旅行の思い出といった、2人の思い出が記憶に残る。
この「卵サンド」も僕だけでは体験できなかった。コンビニの卵サンドは好きだけど時間をかけて作ろうとは思わない。
しかし、僕は卵サンドを食べるだけでなく作ることも好きになったしまった。
このように、日常に変化をもたらした卵サンドを僕は生涯忘れることはないだろう。
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