人に恋したときは楽しい hole

 「ラッキー」と、私との出会いを喜んでくれた子がいた。

 その子とは、一緒にご飯に行って、人としても、女の子としても好きになった。       

 デートの後に、迷惑をかけてしまったと思い、連絡を控える。すると、心の中にぽっかりと穴があいたようになった。

 人に恋をしたのはいつぶりだろうか。辛い時に好きな人に頼るというより、最近、自らの実力不足を認めざるを得ないほど、自らの課題にボコボコにされた。それは、自分が引き起こした問題であるから、自らが自らをボコボコにしている。

 その問題と向き合った時、自分以外の他者と国家、会社や集団に頼る自分の癖に気づいた。そんなことをしても問題の親知らずは抜けないのに。だから、その癖を放棄した。そうしてみたら、自らの能力が高まった。問題処理能力も高まった。

 だから、今回のはしっかりとした恋だった。また、やってしまった。恋のプレイヤーとして、好きな人を喜ばせられただろうか。

「う、なに、この感情は」

 恋愛が初めての彼女は、私の過去の恋の話を聞いて、まだ体験したことのない心に戸惑っているようだった。

「そのうちわかるよ」

 好きな人と離れてしまって心に穴がぽっかりと空く感じ。そして、好きな人が、過去であったとしても愛した、自分とは別の誰かに対するもやもやした感じ。

 これは、どちらも恋心なのだろうか。性別は違うけれど、恋の心の感覚を取り戻せた。

 過去にたくさんお世話になった女の子たち。そして、今も、これからも恋をする女の子。僕は、彼女たちを幸せにしていただろうか。しているだろうか。

 遺伝子に利己的に振る舞うように刻まれていたとしても、それをしてもいいわけではない。自分のしたいことよりも、彼女たちのしてほしいことを優先する。

 そして、彼女たちが何を求めているのか、自分に何を期待しているのかをくみ取る。

 自らの抱えている問題は、全て、能力や知識で解決する。恋のお勉強もする。

 さて、彼女と約束していた花火の音を聞きながら、今年もやってしまったなと思う。恋は楽しい。人生を豊かにしてくれた彼女に、またありがとうと。

 彼女と、自分自身を喜ばせきれなかった自分の知識不足、経験不足を、自分の間接的な努力で、幸せに繋がる努力をする。

8/13 運命の人と、会って、デートして、楽しかったけれど、悔しかった日。

投稿者:

お遊びメンター

将来カウンセラー・心理研究者を目指している学生です。これから心理学を学びたい,現在学んでいる方などに役立つような情報を発信していきたいです。または、日々の生活の中で見つけた気づきも書いていきます。