「なぜか選択が偏ってしまう」
同棲をして、自分と相手が形作る「集団」で起こることに気づく。
僕は大学4年で、発信を通して知り合った心理学生と付き合う機会があり、同棲にいたった。
同棲は楽しいものの、「パーティーをしよう」「今日は美味しいものを食べよう」と、甘いものが好きという共通点が嬉しかったのか、互いがそのような提案をし合う。
しかし、健康にはよろしくないと思い、1人の時なら制限できていたルールが2人以上の集団になると枠を緩め、極端な生活をしてしまう自分に気づく。
「これは集団極性化かもしれない」
集団極性化とは、集団の話し合い後の反応が、以前の個人の反応よりも同一方向に極端になることだ。
例えば、ある有名人に対して好意的な人を集め討論をさせると、その集団にいる人は、話し合い後に有名人への好意が増す。これは逆も同じ。
心理学では、社会心理学で集団を作るメリットやデメリットに触れる。代表的なものに、「リスキーシフト(個人で決定を行うよりも、集団で話し合いをした方がより危険性の高いリスキーな決定になる)」がある。
また、集団に入ると単調な作業がはかどるといった、集団に人が所属することによる傾向を学べる。
「同棲においてもリスキーシフトが起こりがちだな」
恋人と衣食住を共にする。それは何とも楽しい行為ではあるが、2人での決断は賢明とは言えない。
1人では犯すことならない誤りも、「2人ですれば安心」という気の緩みが、大惨事や災いにつながることもある。
このように、どんなに小さな集団であっても、そこに自分以外の意思があることを念頭に置かなければ火傷する。
▼ 家族心理学 同棲をする際におすすめの心理学の本。心理学の1分野である「家族心理学」の観点から、「恋愛」「結婚」「離婚」について書かれている。同棲カップルにはとても参考になる本。